本気で結婚したいなら仕事は手を抜くべきは本当か?

2016年1月4日月曜日 結婚 仕事

結婚したい男女が集まる婚活パーティーは目的がはっきりしているから、戦略的になれるし、むしろ、そういう局面で打算的になれない自分がいたとしたら・・・ひょっとしたら、自分は婚活という行為そのものに向いていないタイプなのかもしれない。


それもそのはず、私には心のどこかに婚活に気負うことに気まずさを感じている。

平たく言うと、ドラマのような出会いにあこがれているだけなのだが・・・


「よかったらどうぞ」と傘を差し出された。
小雨降る帰り道に傘を忘れた時のことだ。



仕方ない・・・・・・
マフラーをかぶってダッシュする私。
信号待ちしている間だけ、知らない会社の軒先で雨をしのがせてもらった。
もうすぐ青になる‥っと思った瞬間、ポンと肩を叩かれた。
「これ、良かったらどうぞ」
40才位だったろうか?私より一世代上の男性がビニール傘を差し出してくれていた。察するところ、どうやらその会社の人だろうと思った。

「え!?いいですよ大丈夫です。それに、いつ返しに来れるか分からないですから」
「いいって、いいって。持ってきな」
「本当にいいんですか!?すみません。ありがとうございますっ」
お言葉に甘えてお借りした。
♪感✿・⋄・✿謝♪
そしていまだに返せずにいる。
。゚(゚∩´﹏`∩゚)゚。

親切な人っているんだな?
ビックリした。そして、すっごくすっごく嬉しかった。たかがビニール傘?でも、見知らぬ人に貸すってなかなか出来ないと思う。素敵な人。。。
私もそんな優しさをもった「誰か」と一生を共にしたい。
大げさかもしれないけど、フッとそう思った日でありました。


ところで、私はわがままな女である。
恋もしたい。大好きな人と結婚もしたい。「好きな」仕事をしたい。どれも手に入れたい・・・。こんな願望で頭が埋め尽くされている私は、やはり〝わがままな女〟だろう。

そう言えば、婚活本に書いてあった。

「本気で婚活してるなら、仕事で夢を実現したいなんて考えるのは今すぐ止めなさい」

二兎を追う者は一兎をも得ずってことなんだろうか?

それでも私は、恋も結婚も仕事も、志高くありたい!
ふとしたキッカケでやりたい仕事を見つけた時、迷いなく、即、応募した。
現勤務先に退職の意志を伝えた。応募条件が、先方の希望日に入社できることが条件
だったからだ。幸いなことに3次試験まで進んだ。ここまでで、応募からすでに1カ月が経っていた。
現場試験もあった。
我ながら良い線いくかも!と思った。
採用結果が届いた。
〝不採用〟
ちょっぴり自信があっただけに凹んだ(。>0<。)

36歳。
この年齢で新しい仕事に挑むのは無謀と言う人もいる。でも、私はスッキリした。自分が決めて、思い切り行動をした結果だったから。

一度きりの人生。

仕事も結婚も惰性でなく、自分で納得したものを手に入れたい。もちろん、仕事と結婚が人生の全てではないが、人生に大きく影響するのが仕事と結婚だ。

そして、仕事も結婚もそれぞれが独立したライフイベントではない。つまり仕事も結婚も人生という長いスパンの中で相互に影響し合いながらリンクし合うイベントなのだと思う。どちらかをとるならどちらかを捨てなさいという意見の現実性は理解できるけれど、その現実味にあらがう気持の有無で女子力はグンと上昇するのではないか?

婚活本の読み過ぎで法則的に結婚を考えるのはよそうと思った。もちろん婚活は続けるけれど、自分だけは見失わないようにしたい。
なぜなら・・・婚活パーティーでの出会いよりも、そっと傘を差し伸べてくれるような人との出会いを心のどこかで待ちわびている私だから。
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30代毒女のプロフィール

30代を超えると独身女の成婚率は何パーセント…系の統計が目に触れると反射的に焦燥感にかられてしまう最近。自然な恋愛とか彼からのプロポーズとか婚約とか…もう、そんなこと言ってられない年なのかもしれない。
恋愛の失敗は結婚の不成立? 打算を効かせた恋はしたくないけれど、結婚できない毒女は恋愛に臆病になりながら気づけば30代半ばに…でも、やっぱり恋愛がしたい! そして、結婚がしたいっ!
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