婚活相手と初めて会うときのグラスの置き方
婚活で初めて相手と会うときには女としての自己防衛が必要ですよとアドバイスされたことは、たくさんの男性会員からメールをもらってはしゃいでいる私には、ありがたいクールダウンだった。
たしかに…最近の私は勘違い女かもしれない。男性会員からたくさんメールをもらうと、いよいよモテ期突入だなー! なんて女子友にひけらかしている自分が情けないものの…毎日は充実しているのだ。
やはり女には男を寄せるバイオリズムがあるんだなーなんて…。
社内でのちょっとしたエピソードだってそうだった。
「ミキさんにすごく会いたかったんすよ」
実はこれ、同じ会社の8歳も下の男子のセリフ。数日間の出張から帰ってきた彼は、30毒女の私に突如こんなジョークを投げかけた。おーい…若造、大人女子をからかうなー(`ε´)
でもね、実は一瞬ドキッとしちゃった。「会いたかった」なんて何年も言われてなかったからね、これ、ひょっとしたら乾ききった女への殺し文句になるかもしれないね……。
恋をすると「会いたい」「声が聞きたい」って何度も思うよね。私はこんな感覚さえ忘れてた。うう…大好きな人に言われてみたいもんだ。おっと…私も言い返したいぞ!
さて、肝心の婚活の進捗具合と、婚活で相手とはじめて会うときの注意点です。
マッチ・ドットコムで多くの男性とメールを交わした結果、ある男性と実際に会うことにしました。お相手が「会いませんか?」って言ってくれたのだ。「待ってました!」なんて自分からは誘わないところは、常に相手より優位でいたい心の表れか? それとも人生初の婚活サイト利用で後一歩を踏み出す勇気の力が不足していたか?
ともあれ、しょっちゅう朝と夜にメール交換していて、私も話す度に楽しい
気持ちになってるし、もっと知りたいって気持ちが強くなってたから、正直うれしい。彼のメールの書き方や話題はいつも丁寧で、不安・不快な点も皆無。実際はまだわからないがメールの書き方から察する限りでは彼はジェントルマンであろう。
奥手な毒女が婚活スタート、いよいよ、婚活相手とリアルで会うことになった以上、初対面の女子力には万全の体制で臨みたいところだ。冗談でも鼻毛が出てた! なんて、漫画なキャラで一生引きこもりたくなるような事件だけは起こさぬように気をつけておこう。
そんなわけで、久しぶりにアロマトリートメントの施術を受けてきた。
このサロンには数ヶ月に1回程度のペースでしか行ってないのだが、いつも担当して下さるエステティシャンのお姉さんからとても勉強させてもらった。
エステティシャンのお姉さんは既婚で子持ち。過去の恋愛遍歴からも男にははかなりの審美眼を持っている。そして、恋愛に奥手な女子である私にいつも厳しくハッパをかけてくれる。恋愛で勝利するための女としてのあるまじき振る舞いの実例や、男性心理の裏読みのコツとか、幸せな結婚論とか、話せばいろいろ尽きることのない愛と恋の話を始めたらかなり〝あつい〟
そんなお姉さんに、週末に婚活相手と初めて会うことを報告。総合的に安心できそうな婚活相手とは言え、初対面の男性と会う際のアドバイスをくれた。
「お酒を飲んでる途中で席を立つ時は、グラスの位置を必ず、さりげなく固定しておくこと」これを聞いて、私にはさっぱり意味がわからなかった。するとお姉さんが解説。グラスの位置が固定された状態を記憶して席を立てば、席に戻った時に自分のグラスに何か細工されていないか必ず分かるそうだ。で、少しでも何かが違ったら絶対に手を付けない。そして「違う味が飲みたくなっちゃった」と、新たに注文。少し手をつけたところでまた席を立つ。(その時も必ずグラスの位置、向き等を確認してからね。)で、戻ってきて再度確。
なるほど……リスクというものを絶対に放棄しちゃダメだよってことを、お姉さんは伝えたいらしい。いろんな意味で傷つくのは女なんだから、初対面の男性とお酒を飲むということに危機管理は絶対に必要なんだそうです。男性によっては、私のようなスレてない女が知らないような〝イケないもの〟をグラスにササッと混ぜ込もうとする輩も少なくない時代だから、自己防衛あっての婚活だよと…ありがたいアドバイスでした。
その他、いろいろとタメになるお話を聞かせていただきまして……最後にひと言。
「でもさ、イケメンじゃないなら、そんなことよりサッサと帰って来た方がいいよ!」
「はーい!」
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